一般社団法人スポーツ・コンプライアンス教育振興機構

連載コラム

2021.10.25

♯2「ボートレースのコンプライアンス研修」

 公営競技(いわゆる公営ギャンブル)は、地方公共団体等の公的機関が特に定められた法律に則って開催・運営する賭博(ギャンブル)として行うプロスポーツです。 現在、競馬(中央競馬・地方競馬)、競輪、競艇、ボートレースの4つが含まれます。
 スポコン機構は、発足当初より、日本競輪選手会、地方競馬全国協会よりの依頼で、それぞれ競輪選手会特別指導訓練(計10回、於:伊豆市修繕寺)、地方競馬場現地研修会(計14カ所)のコンプライアンス研修を行ってきました。
 設立して間もない時期で、まだ収入がわずかであったこともあり、全国各地を回り、「競輪と競馬で生計を立てています。」と軽口を叩いていました。
 2021年6月には、中央競馬の日本騎手クラブ(武豊会長)からの依頼で、騎手を対象とした研修も担当しました。
 そして、今般、日本財団傘下の日本モーターボート競走会(潮田政明会長)九州支局からの要請により、「職場と選手と家族のふれあい研修(略称:ふれあい研修会)」で「ボートレーサーとしてのコンプライアンス」のテーマで研修講義が行われました。
 まず、第1回はボートレース唐津に属する14名の選手を対象に、武藤が「スポーツの価値を守る ―スポーツ・コンプライアンスとは―」を、櫻井康史理事/事務局長(弁護士)が「スポーツ・コンプライアンスとは(法律的観点から)」のオンライン講義を行いました。
 過去に、ボートレースでは、八百長事件があり、また最近ではコロナ禍に伴う持続化給付金搾取事案もあり、競技の公平さ・公正さを堅持しなければならないというモーターボート競走会の強い意志と姿勢により、本研修会が実現しました。
 若い選手たちに「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく」(井上ひさし)語るように二人とも努めました。
 ボートレースはまさしく、賭博に属するプロスポーツであり、競馬・競輪などと同じようにワクワクドキドキする醍醐味と少しばかりのお金が入るのが魅力です。その一方、ギャンブル依存症や生活破綻、各種犯罪に結びつくリスクがあります。
 今回のような真面目な取り組みが全国に広がり、健全な公営競技として発展・進化し、社会に愛され、信頼されるように、スポコン機構として関係者と共に尽力していきたいと考えています。

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